LGBTトイレの件
先日、LGBTトイレに関するツイートを目にした。
トイレにLGBTへの配慮?
— 城之内 みな (@minajyounouchi) 2016年10月9日
止めてー!女子トイレに自称LGBTのおっちゃんがニコニコしながら入ってくるのは勘弁してほしい。
幼児や未成年の性被害など防犯体制のコストも凄いことにのるよ。 pic.twitter.com/IOyPxiozkj
この人何を勘違いしてるんだろう。もしLGBTってワードをトランスジェンダーって意味で使ってるんだとしても、この人が心配してるような事は逆に起きなくなるのに。
— おねにーさんなYuh='x'=ki (@Asoberosu) 2016年10月10日
配慮した「第3のトイレ」を作る、っていう話なんだから、むしろそれが無い状況の方が自称Tのおっちゃんが入ってくるっていうのに https://t.co/A9xYaGUQs5
私は後者の意見に近い。
というか同意だ。
そもそもトイレに関してLGBに対する配慮は必要ないと思うので、ここではトランスジェンダーの者に配慮したトイレという意味で話を進めていきたい。
トランスジェンダーの当事者は、身体の性と心の性が一致していないため、どちらのトイレを利用すべきかというのは議論が分かれるところだろう。
身体の構造上、身体の性に基づくのがよいかもしれないが、普通の洋式便器、和式便器ならば男女どちらでも利用することができる。
また、排泄器官も含めて性転換手術をした場合は身体の性と心の性は一致しているが戸籍上の性は違う、ということもあるかもしれない。
更に、男女どちらの性でもないXジェンダーやクエスチョニングの存在もある。
ちなみに私もXジェンダーを疑う当事者ではあるが、肉体的には紛れもなく女性のため、女性トイレを利用しているし今のところ不便はない。
が、男性トイレに入ることに抵抗感も嫌悪感もないので、この辺りが性別の概念がないということなのかもしれない。
さて。
上記のツイートを受け、LGBTトイレの現状について少しだけ調べてみた。
日本には、伝統的に男女共用トイレがある。
それは建物の敷地スペースの問題で、一つしかトイレを設けられない場合のものだ。
個人経営の小さな食堂や居酒屋などでよく見かける気がする。
それとは別に、駅や学校などといった公共の場に男女共用トイレという「第3のトイレ」を設けようとしているのが、今回話題となったLGBTトイレの趣旨なのではないだろうか。
世界的に見ると、こうした男女共用トイレの設置は、タイの大学などで進んでいるようだ。
さすが、性転換手術の最先端を走るタイ、というべきだろうか。
手術技術だけではなく、トランスジェンダーに対する理解や対策も進んでいるのならば素晴らしい。
タイのトイレ事情について、ちょうどタイムリーに呟かれていたので、私の好きなバンドdoaのメンバーである吉本氏のツイートを更に紹介しておきたい。
飛行機に乗る前にと行っておいたトイレで顔は見てないけどボブカットの見た目は女性な人が入ってきて隣に並んで普通に立ったままオシッコし始めてビビっタイ💦#なんとなく自分のを隠した#まだ居ましタイ… https://t.co/gbaAywxIQB
— Hiroki Yoshimoto (@YoshimotoHiroki) 2016年10月11日
男女共用トイレが存在しない場所でもこうして堂々と異性装者やトランスジェンダーの人たちが利用できる、日本でもそれが日常風景になればいいなと思った。