「本籍地」のミステリー
みなさんは自分の「本籍地」をご存知だろうか。
「現住所」なら、免許証や保険証などにも記されているため、多くの人が把握しているだろう。
むしろ、把握していなければ色々と問題が起きる気がする。
では、「本籍地」はどうだろう。
そもそもどこに記されているか、知っているだろうか?
本籍地とは本来、
戸籍に記載される人が任意に定める、日本国内のいずれかの場所のこと。
である。
詳しくはWikipediaをご覧いただきたい。
読んでみれば分かるだろう、日本中に存在する住所であれば、どこを本籍地に指定してもいいのだ。
皇居や大坂城はもちろん、東京ディズニーランドを指定する人もかなり多いらしい。
ただし、富士山頂は住所が存在しないので、指定することはできない。
ちなみに私の好きなdoaの徳永氏は、神奈川県出身で大阪在住(現住所は大阪だと思われる)であるが、本籍地は福岡だそうだ。
おそらく、お父様が福岡出身のためだろう。
さて、ここからが本題である。
私の本籍地は、実際に存在することはするのだが、何故か実家の建物から少し離れたただの空き地なのだ。
なかなかに意味が分からない。
というのも、理由がある。
そもそも、私の実家の住所の番地を仮に「340-5」とすれば、何故か「350」で郵便物が届いていた。
慣例的な住所、というべきだろうか。
そのせいで、私の数代前の先祖が本籍地を「350」という番地で登録してしまったため、誰かが変更しない限り私の家族の本籍地は実際には建物が存在しない空き地であり続ける。
おそらくなのだが、「350」という番地は郵便配達の際に使われていないのではないだろうか。
単に土地の区分けだけに使われていると思われる。
本籍地が何の機能も持たない番地というのも、なかなかホラーな感じがする。
ちなみにネタとして、このまま本籍地を変える予定はない。