非バンギャがバンギャル手帳を入手してみた
年が明けても今年の手帳を買っていなかった私だが、今年も例年通りのキャラクターものにしようかとネットで探していてふとその存在を思い出したのが、バンギャル手帳である。
バンギャル手帳とは、バンギャ(=ビジュアル系バンドのファン)がファン活動するために便利な機能を盛り込んだ、まさにバンギャのための手帳だ。
さて、私は大好きなdoaというバンドを中心にライヴにはよく行くが、特に好きなビジュアル系バンドがいるわけではないので、厳密にはバンギャではない。
しかし、ライヴやコンサートに行く、という行為のみを切り取ってみれば、それはバンギャもそれ以外のアーティストのファンも同じではないかと思い当たった。
また、私は舞台観劇も趣味で、ライヴと同じようにチケットを取り、会場を調べ、交通手段を準備する。
そういう意味で、私にも使い勝手のいい手帳のような気がした。
店頭販売もされているようだが、取扱店舗が少なく遠いため、私は手っ取り早くヴィレッジヴァンガードの通販を利用した。
実際に届いたのがこちら。
バインダーは附属していないので、近所の文房具・事務用品店で購入。
そのバインダーいっぱいの厚みなので、なかなかのボリューム。
せっかくなのでバインダーのポケットにはFC会員証を入れ、ジップ付きの手帳に挟んで使えるビニールポケットに保管している現場で拾ったピックたちも装着してみた。
中身はまず、年間スケジュール。
大型遠征の予定などがあれば便利そうだが、特にそういう予定のない私は、気になるアーティストのツアー日程を記入してみた。
アーティストのスケジュールの把握が少し楽になる気がする。
また、好きな役者さんの舞台やミュージカルの公演日程なども同じように書き込めば、遠征の計画も立てやすくなるかもしれない。
そして、マンスリースケジュールだ。
これは普通の手帳と変わらないため、仕事やプライベート、通院などの予定も書き込める。
(※シールなどは付いていないので、他のダイアリーから流用している)
唯一特徴的なのは、上部にその月に結成された主なバンドの名前と結成年が列挙されている点だろう。
ただし全てビジュアル系バンドであり、現在は解散したバンドの名前もあるため、完全にバンギャ向けの情報だ。
次に、チケットと交通手段を管理するページ。
観劇にも流用できるかと試しに来月観劇予定のメサイア-暁乃刻-のチケットを書き込んでみた。
予約、支払い、引き取りなど、基本的にはライヴやコンサートと同じなので充分に使える。
ただ、1公演につき1往復交通手段の枠がセットになっているので、マチソワで見る時にはそこが無駄になってしまうのがもったいない気もする。
当日のスケジュールなどを確認するページ。
これもメサイア-暁乃刻-のものを書き込んでみた。
私は東京の地下鉄の乗り換えでいつも迷うので、こうして書いておくと当日の乗り換えが多少スムーズになるだろう。
この手帳を買って初めて知った言葉のひとつが、右ページにある「最前割」だ。
最前ドセン(最前列の真ん中)を基準として、左右に何人並べるかという人数を表したもので、「515」や「8:1:8」のように表記されるらしい。
この数字で会場の大体の横幅、また自分の整理番号だとどの位置を狙えるかが、把握しやすくなるとのこと。
サンシャイン劇場は最前列は22席なので実際にはドセンは存在しないが、とりあえず無理矢理「11:1:11」ということにしておいた。
その他にも取引管理ページ、日本白地図ページ、インストアイベント(フリーイベント)管理ページなど、ヲタライフに便利な機能がいくつもある。
使いこなせるかどうかはまだ分からないが、これが舞台観劇にも役立つのだとしたら、今度は舞台観劇に特化して進化した手帳が登場するかもしれない。