性別限定ライヴのこと
先日、このようなツイートを見かけた。
DIR EN GREY「鬼葬」ツアーに性別限定ライブ追加 https://t.co/jDK4zzaCkz #DIRENGREY pic.twitter.com/9P0fJ33WYm
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) 2016年10月17日
なお7日公演は男性限定、8日公演は女性限定の公演となり、いずれもファンクラブ「a knot」会員および「DIR EN GREY ONLINE」会員を対象にチケットが販売される。
DIR EN GREYに限らず、ももいろクローバーZやT.M.Revolutionなど、性別限定ライヴを行っているアーティストはいる。
その理由としては、例えば普段女性のファンが多いアーティストだとしたら、男性にも気兼ねなく楽しんでもらおうというものなどが考えられる。
しかし、これは男女差別なのではないかという声も根強いようだ。
また、トランスジェンダーの者にとっては、自分がどちらに参加できるのか分かりづらかったり、どちらかの性として参加するためにその性として認めてもらう必要があるなどのハードルもあるらしい。
さて、くどいようだが私には性別の概念が欠落している。
ただし、身体の構造上、普段は女性として生活している。
もう10年ほど前のことだろうか、私も女性限定ライヴに参加したことがある。
ちなみにそのライヴのメインアクトは愛内里菜嬢だったのだが、女性限定日のみのゲストとして、私の大好きなバンドdoaの徳永氏、大田氏の両名が出演した。
また、無料で会員になれるとのことで、その場で愛内嬢のファンクラブの女子部のようなものにも加入した。
その後、愛内嬢のライヴで女性専用スペースに案内されたり、女性限定ライヴに参加したりという恩恵を受けた。
その際に感じた、性別限定ライヴ、性別限定エリアのメリットは以下だ。
- 目の前に背の高い男性が来ることがないので見やすい
- 痴漢の不安がない
- 女性ならではのあるある話で盛り上がれる
上の二つは完全に、身体的な問題である。
もちろん背の高い女性もいるし、女性を触りたい女性もいるだろうが、男性に比べたら少ないのではないだろうか。
最後のひとつはいわゆる「女性らしさ」という私の苦手な部分に関わる部分だ。
ファッションやメイク、恋バナといった話題は、確かに男性が多い会場で盛り上がるかといえば難しいと思うが……。
男性限定ライヴには参加したことのないため、メリットなどは分からない。
想像するに、背の小さな女性に配慮する必要がない、痴漢に間違われる心配がない、また男性アーティストだと男性ならではの話で盛り上がれる、ということだろうか。
男性ならではの話、というと、好きな女性のタイプ(下ネタ含む)、スポーツ、車やバイクなどが考えられる。
ということは、身体的な性に合わせるべきなのか、心の性に合わせるべきなのか。
トランスジェンダーやXジェンダーの者にとっては、悩ましい問題だろう。
ちなみに私は身体的なメリットを優先することにしている。