懐かしきトラックバック
私がこのブログを始めたきっかけは、Twitterの140文字では自分の想いがきちんと伝えづらい、と思ったことだ。
つまり、自分の考えていることを発信し、誰かに伝えたいという感情が根底にはある。
ブログの閲覧数を増やすためには、いくつか方法があるだろう。
まず、内容の面白さや実用性は必要不可欠だ。
また、1000文字~3000文字程度の記事にまとめると読みやすい実感がある。
もっとも、私はこのブログを一応匿名でやっているので、それには限界があると思う。
地道に読者が食いつく上手い文章を書く他ないだろう。
ところで私は過去、とある音楽系のファンサイトとファンブログを運営していた。
どちらもこまめに更新していたのは3年ほどだが、ピーク時はブログ記事を1ヶ月に100以上書き、訪問者数も1日に3桁は当たり前、1000人を超える日もあったほどだ。
今になって考えると、どうやってそんなに訪問者数を稼げていたのか不思議で仕方ない。
考えられる理由は三つだ。
1.どこより早い&詳しい情報
ネット上や雑誌、ラジオ等で得た情報をある時は公式よりも早くブログにUPしていた。
もちろんネット上の情報は信憑性のないものも多いため、きちんとソースの確認をしてからだ。
しかし、今は芸能人本人やスタッフもブログだけでなく、TwitterやFacebook、インスタ等のSNSを利用するようになった。
結果、過去に比べて格段に情報が早く出るようになったため、ファンの出る幕はなくなった。
あるとしたらライブレポなどだが、それもTwitterの方が早い気がする。
2.有名ブロガーからのリンク
同じジャンル、あるいは似たジャンルの有名ブロガー、人気ブロガーに相互リンクをしてもらう。
時折記事でも私のブログを紹介してくださることがあり、非常にありがたかった。
しかし、有名ブロガー、人気ブロガーのブログも時代とともに様々な理由で更新が停滞するようになった。
ブログそのものを消滅させてしまった例もある。
3.公式ブログへのトラックバック
やはりこれが一番大きかったのではないだろうか。
トラックバック、という言葉を聞き慣れない方もいるかもしれないので簡単に説明すると、相手の記事に表示されている専用のURLを送信すると、相手のブログに自分のブログへのリンクが張られる仕組みだ。
主に相手のブログの内容を自分のブログで引用した場合などに用いられていたが、次第にただ単にその記事の感想を書き綴ったものなどもトラバされていた。
トラバ記事はブログの設定にもよるが、大体コメントより上に表示されるため、コメントからリンクを貼るより他人の目に触れやすい利点があった。
通常相手のブログには自分の記事の冒頭が表示されるが、トラバURLを送信する際にコメントを添えることもでき、いかに本人たちにメッセージを伝え、同時に他のファンに興味を持ってもらえるコメントにできるか頭を悩ませたものだ。
上記の三つのうち、そういえば最近は「トラックバック」という言葉をほとんど聞かなくなったことに気付いた。
様々なブログを見ても、トラバURLが表示されていない、トラバを受け付けていないブログが多い。
かつて、眞鍋かをりは一つの記事に対し驚異的なトラバ数を記録し、「トラックバックの女王」と呼ばれていた。
現状、彼女の記録が抜かれることはないだろう。
なお、アメブロには最近「リブログ」という機能が備わった。
特定のブログの内容を引用し、そのことが相手にも通知されるという仕組みだ。
これって、かつてのトラバ機能を彷彿とさせやしないだろうか?
ちなみにアメブロは2012年を持ってトラバ機能を廃止している。
いわゆるスパム対策なのだろうが、また似たような機能*2を追加することになるとは…。
そういえばこのはてなブログにも他人の記事に言及すると相手に通知される機能があるようだが、私はまだ利用し始めたばかりで全くと言っていいほど理解していない。